労働力不足問題解決のリーディングカンパニーとして、複数のSaaSを展開する株式会社うるる(東京都中央区、代表取締役社長:星 知也、以下「うるる」)が運営する公共入札・落札支援トータルサービス「入札BPO」と、元警察官による、近隣トラブル解決支援サービスを展開する株式会社ヴァンガードスミス(本社:東京都港区、代表取締役:田中慶太、以下「ヴァンガードスミス」)は、全国の自治体を対象に「近隣トラブル対応の課題に関するアンケート調査」を共同で実施しました。本調査では、自治体が日常的に直面する“事件未満の近隣トラブル”に関する対応状況や抱える課題、加えて外部支援への期待を明らかにしています。
■調査結果サマリー
・対応優先度の高い近隣トラブルは「ごみ出し」「騒音」「迷惑行為」<結果1>
・現場の課題は「担当部署の人員不足」(39.6%)、「心理的負担」(36.3%)、「事件未満の内容で、どう関わったらいいかがわからない」(35.2%)が上位に<結果2>
・試験的支援施策への関心は、「他自治体の事例共有」(58.7%)、「専門家への相談体制」(50.0%)が、いずれも半数を超える結果に<結果3>
■調査背景
近隣トラブルは騒音やゴミ出しなど日常的な問題から、ストーカー被害や外国人住民との摩擦まで多岐にわたります。特に、昨今の地域コミュニティの空洞化や住民関係の希薄化も影響し、警察の介入が難しい“事件未満のトラブル”として増加傾向にあります。
自治体からは「職員の対応負担が大きい」「判断基準があいまいで対応に不安がある」といった声に加え、近年ではカスタマーハラスメント(カスハラ)も問題視されており、現場対応の負担は深刻化しています。こうした背景を踏まえ、「入札BPO」とヴァンガードスミスは全国の自治体を対象にアンケートを行い、現場の実態と外部支援に対するニーズを調査しました。
※本調査の詳報版レポートについては、「入札BPO」(njss-bpo@uluru.jp)へお問い合わせください。
※本プレスリリースの調査データを引用・掲載される際は、調査名「近隣トラブル対応の課題に関するアンケート調査」および、調査元(「入札BPO」・ヴァンガードスミス)、出典URL(https://www.uluru.biz/news/15831)を明記ください。
■調査結果
<結果1> 対応優先度の高い近隣トラブルは「ごみ出し」「騒音」「迷惑行為」
発生する近隣トラブルのなかで、頻度や重大性から、解決が必要な度合いを尋ねたところ、「ごみ出し」「騒音」「迷惑行為」がいずれも「非常に深刻である」「可能なら解決したい」と回答した割合で過半数を占め、日常生活に密着した課題として高い優先度が認識されていることが明らかになりました。一方、「外国人住民との摩擦」や「ストーカー・不審者」は自治体の地域特性によって顕在化に差があることがうかがえます。
<結果2> 現場の課題は「担当部署の人員不足」(39.6%)、「心理的負担」(36.3%)、「事件未満の内容で、どう関わったらいいかがわからない」(35.2%)が上位に
現在の対応体制で感じている課題について聞いたところ、「担当部署の人員不足」(39.6%)、「心理的負担が大きい」(36.3%)、「事件未満の内容で、どう関わったらいいかがわからない」(35.2%)が上位に挙がりました。人材不足に加え、トラブル対応の判断基準が不明確なことや、 「対応のノウハウが不足している」(28.6%)、「専門的な対応が必要なときに判断がつかない」(25.3%)を選択した割合も高く、トラブル対応そのものに対する戸惑いも垣間見えます。
<結果3> 試験的支援施策への関心は、「他自治体の事例共有」(58.7%)、「専門家への相談体制」(50.0%)が、いずれも半数を超える結果に
試験的支援施策への関心を尋ねたところ、「他自治体の事例共有」(58.7%)、「専門家への相談体制」(50.0%)がいずれも半数を超え、高い割合を占めました。続いて、「一次対応の外部化」(30.4%)、「支援事業者から対応部署へのマニュアルの共有」(23.9%)、「相談窓口の設置」(23.9%)が約2~3割に上り、現場の負担軽減や組織的な対応力強化へのニーズも一定程度みられました。
■調査を終えて
本調査を通じて、自治体では日常的に発生する“事件未満の近隣トラブル”への対応負担が増大し、人手不足や判断の難しさ、心理的ストレスといった複合的な課題を抱えていることが明らかになりました。加えて、他自治体での先行事例や専門知見を参考にしたいというニーズが高く、また一次対応を外部に委託するなど、現場の負担を軽減する取り組みへの期待も一定程度みられました。
「入札BPO」には、近隣トラブルの分野に限らず、自治体が抱えるさまざまな課題に対して、民間企業からの提案機会を求めるお問い合わせが多く寄せられています。「入札BPO」は今後も、そうした民間企業と各自治体をはじめとする公的機関の架け橋となり、双方にとって効果的な機会を提供してまいります。
うるるは引き続き、民間企業と行政の橋渡し役として、約17年にわたって蓄積してきた入札・落札データや案件履行の業務請負実績を活かし、「NJSS」「GoSTEP」「入札BPO」「調達インフォ」などのマルチプロダクトを通じて、官公庁ビジネスを展開する民間企業と行政双方の課題解決と持続的な成長を支援してまいります。
■調査概要
調査名:近隣トラブル対応の課題に関するアンケート調査
実施主体:株式会社うるる「入札BPO」・株式会社ヴァンガードスミス(共同実施)
調査対象:全国の自治体・市民相談窓口や生活環境課など、トラブル対応実務を担う部門の職員
調査方法:WEB・FAX・メール・郵送によるアンケート
有効回答数:96自治体※
調査期間:2025年6月12日~2025年7月4日
※本調査は、FAXにてご回答いただいた一部の自治体において、設問によっては未回答項目が存在します。そのため、集計結果の有効回答数は設問ごとに異なります。
【株式会社ヴァンガードスミス】(https://v-smith.co.jp/)
「困っている人を助ける」というシンプルな想いを根幹に2015年に起業。「事件未満」のトラブルに元警察官の専門相談員が早期の段階からアプローチし、事件化する前にトラブルの解決を支援するサブスクリプション制サービスを全国で展開。誰もが安心安全に暮らせる「トラブルを事件にさせない社会」を作るべく「新しい防犯インフラの確立」を目指している。
代表者 :代表取締役 田中慶太
所在地 :東京都港区西新橋1-1-1 日比谷フォートタワー10F
設立 :2015年10月
事業内容:トラブル解決支援事業
公共入札・落札支援トータルサービス「入札BPO」(https://bpo.njss.info/)
「入札BPO」は、入札事業の実務で多発する煩雑なアナログ業務(人力作業)までを一貫して請け負う、現在注目を集め始めている「BPaaS」型のサービスです。「入札BPO」が提供するサービスメニューは、【1. 入札公示前における「マーケット分析」】、【2. 応札に必要な「入札業務」】、【3. 落札後の「案件履行」】と大きく3つに分かれており、企業において多岐にわたる入札プロセスごとの業務における課題やニーズに合わせてサポートいたします。
1.【マーケット分析】戦略立案やターゲット選定を支援
自治体の計画書など入札公示前の上流工程での情報から、過去案件の応札・落札情報まで、あらゆる入札関連情報を収集し、マーケット分析を支援します。またターゲットとなる自治体の最新動向を効率的に把握するために、アプローチ先の選定からアンケートの回収・集計、ニーズ調査まで請け負うため、企業は戦略的な企画を立案することが可能です。
2.【入札業務】煩雑な入札業務を効率化!入札ノウハウを活用したデータ提供
日々公示される自社に関連する入札案件のチェック業務を代行いたします。案件公示書や仕様書等から指定の項目を抜き出し、Excel等へ情報を集約するため、手間のかかる入札案件チェック業務が効率化します。また、膨大な入札関連データの調査や加工にも対応しており、「参加条件」や「資格要件」などユーザーのニーズに合わせて仕様書に掲載されている情報を精査・加工し、落札の確度を高めるための高精度なデータを提供いたします。
3.【案件履行】豊富な実績・知見・リソースで案件履行業務もサポート
約17年に渡る入札情報サービス運営の知見と、「うるるBPO」の持つ大量業務のディレクションノウハウと国内外のパートナー企業やクラウドワーカーなどの豊富なリソースを活用することにより、ユーザーに合わせた適切なサービスをご提案し、「データ収集・入力・集計」「コールセンター代行」等の案件履行業務をサポートいたします。
【うるるグループ 概要】株式会社うるる(https://www.uluru.biz/)
うるるは、労働力不足問題解決のリーディングカンパニーとして、働きたくても働けない「埋もれている労働力」と、IT・AIによって今後代替される可能性が高い「埋もれゆく労働力」の2つから生み出される、「埋蔵労働力資産」の創出・活用を軸に事業を展開しております。
「IT・AIと人のチカラ」をかけ合わせた複数のSaaSの提供を通じて、「労働力不足を解決し 人と企業を豊かに」というビジョンを実現してまいります。
設立:2001年8月31日
所在地:東京都中央区晴海3丁目12-1 KDX晴海ビル9F
代表者名:星 知也
事業内容:
◆CGS(Crowd Generated Service)事業 ※CGSとは、クラウドワーカーを活用したうるる独自のビジネスモデル
・電話代行サービス「fondesk(フォンデスク)」
・電話自動応答サービス「fondesk IVR(フォンデスク アイブイアール)」
・入札情報速報サービス「NJSS(エヌジェス)」「nSearch(エヌ・サーチ)」
・幼稚園・保育園向け写真販売システム「えんフォト」
・出張撮影サービス「OurPhoto(アワーフォト)」
◆クラウドソーシング事業
・プラットフォーム「シュフティ」の運営
◆BPO事業 ※
・総合型アウトソーシング「うるる BPO 」
・高精度のAI-OCRサービス「eas (イース) 」
・障害者雇用トータル支援サービス「eas next (イース ネクスト) 」
※ 株式会社うるるBPOにて運営
■サービスに関するお問い合わせ先
入札BPO 担当:塩見
E-Mail: njss-bpo@uluru.jp
■報道関係者のお問い合わせ先
株式会社うるる ブランド戦略部
TEL::03-6221-3069 E-Mail : pr@uluru.jp