労働力不足問題解決のリーディングカンパニーとして、複数のSaaSを展開する株式会社うるる(本社:東京都中央区、代表取締役社長:星知也、以下「うるる」)は、女性の働き方と生活のバランスに関するプロジェクト『はたらく私の「じぶん配分」白書』のウェブサイトを公開しました。本プロジェクトでは、キャリア断絶経験※の実態を示した『女性の「就労と時間配分」実態調査』をはじめ、多様なライフステージにおける働き方の工夫や課題を紹介。「もっと働きたいけれど時間が足りない」「家族も自分も大事にしたい」そんな思いに寄り添いながら、誰もが自分らしく「ちゃんと働く」実感を得られる社会の実現を目指します。
※キャリア断絶経験:本調査(『女性の「就労と時間配分」実態調査』)において、3ヶ月以上の休職または退職期間の経験を指す。
はたらく私の「じぶん配分」白書:https://www.uluru.biz/mlp/jibunhaibun
■ 『はたらく私の「じぶん配分」白書』とは?
少子高齢化による労働力不足が深刻化する一方で、出産・育児や介護、配偶者の転勤といったライフイベントを機に、キャリアが分断される女性は少なくありません。また、就労継続や復職が難しいケースも多く、こうした状況は、国内の人手不足を一層深刻化させています。うるるは、新たな労働力の概念である「埋蔵労働力資産」※の創出・活用を推進する取り組みの一環として、『はたらく私の「じぶん配分」白書』を公開しました。本白書では、全国1,000人の退職・休職経験のある既婚女性を対象にした調査結果をもとに、「退職・休職の理由」「就労継続・再就労の壁」「働くことの意義」や、働き方に対する固定観念などを明らかにすることで、キャリア断絶の実態を示しています。
さらに調査結果を踏まえ、実態を知るため、多くの働く女性にご協力いただき、女性たちの日常の時間配分を可視化した「じぶん配分ギャラリー」や、今の自分にとってベストな「じぶん配分」を得るまでを模索したリアルなストーリー(インタビュー)も収録しました。
本プロジェクトは、ライフステージによって労働意欲や可能性は大きく変化し、その変化は一様ではなく、段階的で変化し続けるという前提に立っています。課題を提示するだけでなく、多様な視点から実際の「じぶん配分」を可視化することで、すべての働く女性が「今の自分に合った働き方とは何か?」に向き合うきっかけとなることを目指しています。自分らしい働き方を模索するヒントとして、本プロジェクトが一人ひとりの選択を後押しする存在となれば幸いです。
※ 「埋蔵労働力資産」発表に関するプレスリリース(2025年)(https://www.uluru.biz/news/14928)
■『はたらく私の「じぶん配分」白書』コンテンツ紹介
①【『女性の「就労と時間配分」実態調査』結果サマリー<時間配分編>】
・キャリア断絶の理由:最多は「出産・育児」(54.7%)。子どもを持たない既婚女性では「結婚・配偶者の転勤」(40.3%)も上位。
・就業形態の変化:休職・退職後、8割が勤務時間や環境を変更。
・時間配分の満足度:7割は「満足」と回答する一方で、4人に1人は「不満」を抱える。
・ベストな働き方と現実の乖離:“家庭の都合に合わせて柔軟に働ける”働き方、ベストと現実で18ptのギャップ
・時間不足の最大要因:半数近くが「家事・育児との両立」(48%)を障壁に挙げる。
※グラフ・詳細は、本プレスリリース下部Appendixをご覧ください。
※調査結果の詳細レポートはこちら
調査概要:
・調査名:女性の「就労と時間配分」実態調査(2025年)
・調査対象:全国の20〜50代女性1,000名
・調査方法:インターネット調査
・実施期間:2025年7月30日
②【みんなの24時間「じぶん配分」ギャラリー】
本日公開した、みんなの24時間「じぶん配分」ギャラリー第一弾は、9名の「じぶん配分」を紹介しています。仕事・家庭・自分時間のバランスは人それぞれですが、子育てや家事といった「やらなければならないこと」を、パートナーや家族と協力しながらこなしつつ、仕事や自分の時間を確保しようと奮闘する姿が浮かび上がっています。
※「じぶん配分」ギャラリーは今後も順次追加予定です。
③【努力や葛藤の先にある「じぶん配分」ストーリー #1 スワンさん】
ライフイベントを経て時間の使い方を工夫し、今のベストな「じぶん配分」を確立した女性たちのインタビューを公開しました。第一弾は、サイバーエージェント、メルカリでキャリアを積み、現在はスタートアップの部長、起業家、そして一児の母でもあるスワンさん。著書に『あなたの24時間はどこへ消えるのか』があります。
インタビューでは、ご自身の経験や「じぶん配分」を実現するまでの葛藤・工夫について語っていただいています。
今後も順次、さまざまな「じぶん配分」で過ごす方のストーリーを公開していく予定です。
※インタビュー記事はこちら
■ うるる担当役員 取締役/CCO 小林伸輔 コメント
私たちうるるは、「労働力不足を解決し 人と企業を豊かに」というビジョンのもと、これまで“働きたくても働けない”人々などの未活用労働力、いわゆる「埋蔵労働力資産」を社会の力へと変換してきました。その歩みの中で、働きたいという意欲を持ちながらも、出産や育児、介護といったライフイベントによって思うように働けない女性が数多く存在することを実感してきました。今回の白書で明らかになったのは、まさにその現実です。多くの女性が、“その時々のベストな時間配分”を実現できずに葛藤を抱えている一方で、自ら工夫を重ね、限られた環境の中で「ちゃんと働く」形を模索していることも浮き彫りになりました。こうした姿は、個人だけの努力に委ねるものではなく、社会全体で支え合うことで、より豊かな働き方や暮らし方へとつながっていきます。
うるるは、正社員やフルタイムといった単一の枠にとらわれず、仕事・家庭・自分の時間が調和した「じぶん配分」を尊重する社会の実現を目指しています。
うるるは今後も、「埋蔵労働力資産」の考えを基盤に、労働意向がありながらも、さまざまな理由から働きたくても働けない「埋もれている労働力」と、IT・AIによって今後代替される可能性が高く段階的に「埋もれゆく労働力」の創出・活用を推進します。そして、サービスを通じた企業の生産性向上を両立させることで、日本の労働力不足問題の解決に貢献していきます。
▶うるるの「埋蔵労働力資産」の取り組みについてはこちらをご覧ください。
<Appendix>(サマリーの調査結果詳細)
※本プレスリリースの調査データを引用・掲載される際は、調査名「女性の就労と時間配分に関する実態調査」および、調査元(「株式会社うるる」)、出典URL(https://www.uluru.biz/news/15833)を明記ください。
■<キャリア断絶の理由>:最多は「出産・育児」(54.7%)。子どもを持たない既婚女性では「結婚・配偶者の転勤」(40.3%)も上位。
離職3か月以上の既婚女性全体では、「出産・育児」(54.7%)や「結婚・配偶者の転勤」(35.4%)といったライフイベントが大きな退職・休職の理由となっている。一方で、「職場環境が合わなかった」(24.3%)や「自身の健康上の理由」(15.6%)といった環境・体調に関わる要因も一定の割合で見られた。子どもを持たない既婚女性では、「結婚・配偶者の転勤」(40.3%)や「職場環境の不一致」(38.0%)、「自身の健康上の理由」(31.0%)の割合が高く、退職・休職の背景は、ライフイベントに加え職場環境や健康といった多様な要因が影響していることがうかがえる。(詳細レポートP9)
■<就業形態の変化>:休職・退職後、80%が環境や時間を変更。
休職・退職後、約8割(78.4%)が「働く場所や職場、雇用形態、仕事量を変えた」と回答。「以前と同じ環境・仕事量で働いている」はわずか17.8%にとどまった。中でも「雇用形態を変え、以前より働く量を減らした」(24.0%)や「勤務地・部署を変えて仕事量を減らした」(16.2%)といった、働き方をスリム化する動きが目立った。(詳細レポートP13)
■<時間配分の満足度>:7割は「満足」と回答する一方で、4人に1人は「不満」を抱える。
「かなりそう思う」(20.2%)と「やや思う」(51.9%)を合わせると、約7割(72.1%)が「今の配分はベスト」と感じている。一方で「あまり思わない」(23.3%)、「全く思わない」(4.6%)を合わせると、4人に1人はベストな配分で働けていないことが明らかになった。多くの人が一定の満足感を持ちながらも、25%以上はバランスに課題感を抱えている。(詳細レポートP21)
■<ベストな働き方と現実>: “家庭の都合に合わせて柔軟に働ける”働き方、ベストと現実で18ptのギャップ。
ベストな働き方(以下、ベスト)では「家庭の都合に合わせて柔軟に働ける」(63.0%)が最多であるのに対し、現実に実現できているのは45.5%にとどまった。また「職場に子育てや家庭への理解がある」もベストが38.6%に対して、現実は27.9%と約10ポイントの差があった。「在宅勤務」(ベスト22.3%、現実13.2%)や「自分のスキル・経験が活かせる」(ベスト24.6%、現実16.5%)なども、いずれも理想と現実の間にギャップが見られた。(詳細レポートP23)
■<時間不足の最大要因>:半数近くが「家事・育児との両立」(48%)を障壁に挙げる。
仕事時間を増やせない理由として最も多かったのは「家事や育児との両立が難しい」(48.0%)。次いで「自身の体力・健康面に不安がある」(37.0%)が続き、家庭と健康が最大の壁となっている。その他にも「希望する条件の求人が見つからない」(23.0%)や「扶養の範囲内に収めないといけない」(22.0%)など、制度的な制約や「ブランクがあり自信がない」(21.0%)といった心理面の課題も一定数見られた。(詳細レポートP24)
調査結果の詳細レポートは、こちらからご確認いただけます。
【うるるグループ 概要】株式会社うるる(https://www.uluru.biz/)
うるるは、労働力不足問題解決のリーディングカンパニーとして、働きたくても働けない「埋もれている労働力」と、IT・AIによって今後代替される可能性が高い「埋もれゆく労働力」の2つから生み出される、「埋蔵労働力資産」の創出・活用を軸に事業を展開しております。
「IT・AIと人のチカラ」をかけ合わせた複数のSaaSの提供を通じて、「労働力不足を解決し 人と企業を豊かに」というビジョンを実現してまいります。
設立:2001年8月31日
所在地:東京都中央区晴海3丁目12-1 KDX晴海ビル9F
代表者名:星 知也
事業内容:
◆CGS(Crowd Generated Service)事業 ※CGSとは、クラウドワーカーを活用したうるる独自のビジネスモデル
・電話代行サービス「fondesk(フォンデスク)」
・電話自動応答サービス「fondesk IVR(フォンデスク アイブイアール)」
・入札情報速報サービス「NJSS(エヌジェス)」「nSearch(エヌ・サーチ)」
・幼稚園・保育園向け写真販売システム「えんフォト」
・出張撮影サービス「OurPhoto(アワーフォト)」
◆クラウドソーシング事業
・プラットフォーム「シュフティ」の運営
◆BPO事業 ※
・総合型アウトソーシング「うるる BPO 」
・高精度のAI-OCRサービス「eas (イース) 」
・障害者雇用トータル支援サービス「eas next (イース ネクスト) 」
※ 株式会社うるるBPOにて運営
■報道関係者のお問い合せ先
株式会社うるる ブランド戦略部
TEL:03-6221-3069 E-Mail : pr@uluru.jp